ICカードとUSBによる学校の勤務時間記録

 2023年現在、学校の働き方改革は、このことが導入された2019年の頃よりもむしろ尖鋭化した問題になっているように感じます。学校がブラックな職場だと言われるようになり、教員を志望する大学生も減り、教育現場では常に慢性的な人員の逼迫を抱えている状況です。

 学校の働き方に一体どんな課題があるのか、それを改善していくにはどのような視点が必要なのか… 2023年の時点では、あたりまえにどの学校でも取り組んでいるICカードによる勤務時間管理は、時間という視点からこうした学校が抱えていた課題に切り込む切っ掛けを与えてくれました。

(2)上限の目安時間
① 1か月の在校等時間の総時間から条例等で定められた勤務時間の総時間を減じた時間が,45時間を超えないようにすること。
② 1年間の在校等時間の総時間から条例等で定められた勤務時間の総時間を減じた時間が,360時間を超えないようにすること。

公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン pp.2-3

 2019年に取組が始まった当初は、学校現場では記録する方法すらない、手探りの状況でした。まずどうのような学校でも勤務時間管理ができるように無料で使えるソフトを開発しようと考え取り組んだのが、「ICカードとUSBによる学校の勤務時間記録」という取組でした。

 開発されたPunchOutというソフトは、当初は動作を検証してくださる学校を見つけることにも苦労しました。しかし、少しずつ認知が広がり、Vectorというフリーソフトをダウンロードできるサイトからもダウンロードできるソフトウエアになりました。このソフトウエアの使い方や最新情報は、https://okuzaki.hokkaido.jpや、このWebページから発信しています。

学校の勤務時間管理を扱ったページは、2023/08/31の時点で、約 33,600,000 件 の情報が検索エンジンで表示されます。第1位と第2位は文科省のWebページです。そして第3位に私の「がんばれ!北中生」というWebページが紹介されています。(2024年現在は、第7位くらいに後退です。^^;)

 今回立ち上げたこのブログでは、技術的な情報に限らず、もう少し守備範囲を広げて、学校現場の勤務時間管理や超過勤務について情報を発信し、学校の働き方改革が一歩でも前に進んでいけるように、応援していきたいと思っています。

 本当は2023年度中に、年間変形労働時間に対応する予定だったのですが、私の勤めの関係で伸び伸びとなってしまいました。ユーザーの学校さんにはご迷惑をおかけし申し訳ありません。
 とりあえず、2026年までの休日を反映したつなぎのExcelのバージョンをこのサイトから提供したいと思います。年間変形労働時間への対応については、もう少しだけお時間を頂戴したいと思います。

PunchOutのソフトウエアに関する情報はこちら